11月11日(木)
金沢美術工芸大学では毎年4年生が集大成としての卒業制作に取り組み、金沢21世紀美術館で展示が行われます。今年も、卒業制作のお手伝いで青銅の試作品づくりに取り組みます。
本日の金沢は雨、冬に近づく鋳物工場で鋳型づくりを体験してもらいました。
青銅の重量感、質感を試作するため、産業用機械部品で制作するような木型は作らず、
3Dデータから樹脂型をひとつ作ります。
その樹脂型を型として、手込め(職人が一つ一つ手作りで造作する)で鋳型を作ります。
製品面は細かな砂地を表現するため、
お菓子作りのように砂をふるいます。
鋳型表面の水分を飛ばして、
1,200℃で精錬した青銅を流し込みます。
学生さんは、自分でデザインした型をから製品が生まれる、ものづくりの流れを体験しました。
どのような卒業制作が完成していくのか、とても楽しみですね。
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